1日1冊レビューし太郎

おススメの本ご紹介します。本の紹介を通して、自分の人生観や経験などをお話しします。日本の大学を卒業後、ALLEX Programに参加するために渡米。Missouri州のWashington大学、NY州のUnion大学、そしてHarvard大学で日本語教員として働きました。このブログでは、おススメの本の紹介を通して、自分の人生観や経験を語りたいです。あなたの悩みを解決させてください!いつでも相談に乗ります(^O^)

メアリ・シェリー『フランケンシュタイン』 2015年2月 (100分 de 名著)

Amazonで見たら、中古で2,000円もしてました!実家にあったの奇跡。

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一度は聞いたことがあるであろう、フランケンシュタイン

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写真だと怖すぎるのでイラストにしました。笑 彼は「怪物」として知られていますが、本当にそうなのでしょうか。

 

フランケンシュタイン』(Frankenstein)は、イギリス小説家メアリー・シェリー1818年3月11日に匿名で出版したゴシック小説です。(出典:Wikipedia)

 

実は「フランケンシュタイン」は「怪物」の名前であると混同している人が多いみたいです。(とかいいながら僕もそうでした笑)原作では怪物に固有名詞はなく、言葉を話せるばかりか、人並み以上の知性や教養を持っていたんです。フランケンシュタインは怪物を創った科学者の名前なんです。そして作者は19歳のイギリス人女性作家であることもあまり知られていないかもしれません。

 

目次

 

①”Frankenstein is a novel like an onion”

この言葉からどんなことを想像するでしょうか。まず自分の心で考えてみてください。「フランケンシュタインは玉ねぎみたいな小説?」何だろうな。「目が痛くなる?あ、つまり、涙が出るような小説!?」それとも「どんな料理にも合うから、多くの人の共感を得る小説!?」

 

著者によると、「『フランケンシュタイン』は玉ねぎのような作品で、皮をむくと、次々と内側から物語が出てくる」ということなんです。なんて美しい表現でしょうか。僕の人生において、玉ねぎが最も輝いた瞬間でした。

 

②疎外が邪悪を生み出す。本当の「怪物」は誰だ。

一つ言わなければいけないことは、「怪物」は当初「怪物」ではなかったということです。この世に生を受けたにも関わらず、自分が誰からも愛されず、ただ嫌悪されるだけの存在であることに、怪物は深く傷つきました。

 

そして、ある老人から「あなたは誰なのですか?」と発せられた問いが、怪物の胸に響いたことは間違いないでしょう。結局、自分の存在意義を見出せなかった怪物は、復讐に燃える殺人鬼となりました。

 

この過程が本書の読みどころだと思います。怪物が疎外され、それがゆえに凶暴化したという事実は、強調すべき点でしょう。

 

いかがでしたか。「アインシュタイン」の印象が変わったでしょうか。ぜひ本書と原作を読んでみてください!