本書には、僕が今実践していることが書かれていて、実践が理論で成り立っていることや筆者の主張が確立していたことに安心したとともに、「この調子だな」と思いました。
目次
①言葉の解像度を上げる
「いや、解像度って画像や写真に使う言葉だろ」と思われた方も多いと思いますが、実は言葉にも解像度があります。筆者は「炭酸水」を例にとっていましたが、1つの言葉を様々な言葉を駆使して説明し、イメージがよりしやすい状態にすることなんです。
試しに「どら焼き」を例にとってみると、解像度が低い状態は「どら焼き」です。解像度を上げようとすると、
「天皇陛下献上品としても知られるどら焼き、創業400年の老舗和菓子屋”虎屋”の虎焼」となります。(どうでしょう笑)
こうやって「自分の言葉の解像度を上げる努力」を続けていけたら、行動に大きな影響を与えてくれるでしょう。
②頭に浮かぶことを書き続ける
やることは「ノートに思うことを書き続けること」です。何かで悩んだ時や新しいアイデアがほしい時などに有効です。
5分など時間を設定して(iPhoneのタイマーなどでセット)、頭の中にある自分の考えをなぐり書きしてみてください。うじゃうじゃと頭の中で考えるよりもはるかに生産性があると思います。イライラした時や不安になった時、感情に揺さぶられている時にもこのメモ書きはおススメです。
なぜなら、この活動を通して客観的に自分を見つめることができるからです。やってみてもらえれば分かると思いますが、終わった後は非常にすっきりしますよ。ある程度自分が取るべき行動もクリアになるので、「行動できない」ことが減るメリットもあります。
③コミットするのは、あくまで自分にコントロールできる行動に対してなのです。
自分がコントロールできることに集中しましょう。目標を設定するときに、「月商○○万円」や「年商○○万円」と具体的な数字で表す場合が多いでしょう。ですが、この売り上げは次のような式で表すことができます。
売上=集客数×購入率×客単価
シンプルにまとめるとこんな感じです。このうち、売り手である自分が直接的にコントロールできる数字はどれでしょうか。・・・はい、そうなんです。何一つもないんですよね。
集客も購入も客単価も、最終的にはお客さんに決定権があり、売り手である自分がコントロールすることはできないのです。もちろん、優れたコピーライティングのスキルやマーケティングの考え方はありますが、それはあくまでも「購入してもらう確率をあげるもの」であって、お客さんを操るものではありません。
「お客さんはコントロールできない」という大原則に立ち返れば、当たり前の話だと理解できると思います。だからこそ、自分がコントロールできる行動に対してコミットすることで、やるべきことを見失わずに進んでいくことができるのでしょう。
いかがでしたか。ちょっとした習慣で人生は大きく変わっていくのかもしれません。