もしも1年後、私がこの世にいないとしたら。そんなことは考えたことがあるようで、実は本気で考えたことがありませんでした。どうして「死」について考える必要があるのか。その答えを考えるきっかけが本書にあるんじゃないかな。
目次
①大切な人との時間を何よりも優先する
人生は長いようで短くて、終わりはずっと先のようで実は明日かもしれません。僕たちは自分にとって大切な人が誰なのかしっかり理解して、その人との時間を大切にしていけばそれで十分なのかもしれません。
誰かを責めたり、誰かに腹を立てたり、誰かを悲しませたりしている時間があるなら、自分が笑顔でいられる人と、自分が一緒にいたい人との時間を大切にした方がいいですね。
②今日を大切にするために、自分の「want」と向き合う
自分らしく生きるために、何が大事なんでしょうか。「must」の自分に「want」の自分が縛られて息が詰まっているような感覚がある方は、主従関係を逆転させて「want」の声を聴いてみたらいいかもしれませんよ。
③たとえ世界の終末が明日であっても、自分は今日リンゴの木を植える
マルチン・ルターが残した言葉になりますが、「もうすぐ自分の人生が終わることがわかっているのに、なぜその日を真剣に生きられるのだろう」という謎がありました。僕は本書を読んで、今の仕事だったり、人生でやりたいことに打ち込んだりする中で、彼の言葉の意味が分かってくるんじゃないかと考えています。
今年の6月に日本に本帰国してから、毎日1冊読書してブログに投稿する生活を続けていますが、応援の声もあれば、そうではない声もあります。ただ、そんな時に「この活動をやめてしまおうか」という考えにはならなかったんです。
僕を支えているのは現在の活動でもあるし、自分を表すものになってきているとも感じています。それこそ「must」ではなくて、「want」だから続けられているわけです。
いかがでしたか。今日1日をこのように過ごせることは当たり前じゃないんだ、ということを意識することは、「今の自分や自分を生んでくれた両親や先祖、周りの方々」を大切に生きることにつながるのではないでしょうか。